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お客様の使用している容器は紙製で、合わせ目がある為、容器のサイズ、形状がそれぞれ微妙に異なっていて、こちらの容器にはフィットするが、あちらの容器ではゆるみが出たりと、容器に合わせるのに苦労しました。

金型屋さんと試行錯誤して、プラスチックの弾力性を利用して解決しました。

ご提案と小ロット

最初にお客様からいただいた図面では製造が困難でした。製造ができる図面をご提案しましたが、そのまま連絡が途絶えました。1ヶ月~2ヶ月程空いて連絡がありました。この間、他にもあたったが出来なかったということで弊社の提案した図面での生産をいただきました。また、注文数(ロット)が少なかったのも、他社から断られた原因のひとつだったようです。

1.紙の容器に合うフタを作ってほしい

jirei_youki1これは、紙の容器です。この容器に合うフタを作って欲しい と言うご依頼を受けました。 お客様は北陸でしたので、電話とメールなどで何度も打合せをしました。

2.最初の試作品

jirei_youki2約1ヵ月半のやり取りを経て、最初の試作(50個)を致しました。 お客様に使って頂き不具合の有無を指摘して頂きました。すると、容器本体の淵が、複雑に凸凹しているのでうまく噛合わない事がわかりました。

3.工夫

jirei_youki2いくつかの改良案を経て、丸印の部分のように凹みを作ってみたところ、上手く噛合いお客様にもご納得頂けました。試作から約3週間。

4.そして完成品

jirei_youki3こちらが商品です。 中に米粉と砂糖などが含まれていて 牛乳、ハチミツを入れて割り箸でかき混ぜて、ちょっとだけ発酵させるのにこのフタが必要になります。発酵した生地はフタをはずして電子レンジでチン。おいしいお米パンの出来上がりー♪

ここまでのやり取りは、最初に見積でお出しした試作費の中で行われる為、余分な費用は頂いていません。

 

 

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atsu123
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